塾生インタビュー:ドラム科 西沢拓海(第1期生)

京都RAG音楽義塾|西沢拓海

・自己紹介をお願いします。

ドラマーの西沢拓海です。中学生の頃に吹奏楽部に入ったのがきっかけでドラムを始めて、その後高校でバンドを組んで、バンドをやってるうちにいろんな音楽に興味が出てきて。バンドマンじゃなくてスタジオミュージシャンになりたいな、と思って。そうなるのだったらいろんな音楽を知らなければダメなので、もっとドラムを勉強しなければと思って義塾に入りました。今は義塾の先生の小倉ユウゴさんのサポートや、自分のバンド、義塾のイベントサポートなどで活動しています。

・音楽を学べる場所は他にもたくさんありますが、義塾を選んでいただけた理由は?

京都市内の方が何かと便利ですし。大手の音楽学校に行こうかなと思っていた時期があったんですけど、そこは2年通っていたら卒業できるので、ここは試験を受けてクリアしないと次に行けないというのが、僕は一番いいなと思って。

・その時点での実力をきちんと評価するという点?

そういうことですね。入る前に、「何が出来てなくて何が出来ているのか」が全く分からなかったので、これからどうなりたいという理想像があっても、どういう練習をしたらいいのか分からないところもありました。教えてもらったことを、ここまで教えてもらいました、ここまで出来ましたというのがきちんと分からないと、やっぱり次に進めないと思って。テストに受からないと次に進めないというのが一番の理由ですね。

・実際に始まってみて、週に8つの授業があって10週間にわたり行われますが、進行の速度や内容の濃さはいかがでしたか?

進行の速度も濃さも、速くて濃かったです(笑)。相当速くて濃かったです。

京都RAG音楽義塾|西沢拓海

・最短の1年卒業ですものね。

入る前は、授業数少ないなと正直思ってたんですよ。8コマ、4日間で割っても1日2コマくらい。もっとあるのかな、もっとあった方がいいなとか思いつつ、いざ入ってやってみたら、1つ1つの内容が濃くて。次の週にはそれが出来ている前提で話が進むので、それが8コマあると1週間後にその8コマすべて出来ているかと言うと難しい。バイトしてる暇ないやろこれ、というくらいの忙しさでした。ひたすら練習して。

・ほぼ毎日個人練習してましたものね。

毎日やってましたね。それでも間に合わなかったと僕は思ってますけど。濃かったです。

・ベーシック、アドバンス、マスターと3段階をステップアップしていきましたが、それぞれの段階はどのような感じでしたか?

難しさは、もちろんマスタークラスの内容が一番ややこしかったですけど、レベルの下から上までの幅が広いのは完全にベーシックでしたね。ベーシックは基礎ですし、それが確実に出来ていないと次には行けないので。先生も言ってはりましたけど、このカリキュラムはベーシックが一番レベル幅が広い、あとは派生していると言うかそれらの上にある、みたいな感じで。

・では逆にベーシックがクリア出来ると、技術的な素養は一通り身につく?

だと僕は思いました。ベーシックという名前の通り、基本を固めて、それをどうやって実際のプレイに発展させていくか。例えばスティックコントロールという授業で6連譜でシックスストロークとかあるんですけど、それが出来たから何やねん?みたいな状態なんですよ、その授業を受けた時点では。でも、それが出来るようになったら、実際にこういうところで使えるとか、今までやってたフレーズが実はそのシックスストロークの発展型で、シックスストロークがちゃんと出来ていたら、それももっと力抜いて簡単に綺麗な音で鳴らせるようになるとか。上に行ったと言うより、派生しているという感じでしたね、アドバンスとマスターは。マスターの方がより難しいくて応用編というイメージでしたね。

・では、入塾生はまずはベーシッククリアを目指そうということですね。

「もう君はベーシック受けなくていいよ」と言われても、僕は受けた方がいいと本当に思いましたね。なんとかベーシックのテストに受かってアドバンスに行きましたけど、テストに出る内容はまとめであってテストには出てない内容もあるので、そういう出てない部分を甘くしてやってないとアドバンスで困るという感じですね。

・「何が出来ていなくて何が出来ているか」がベーシックである程度フラットになる感じでしょうか。

そうですね。アドバンス、マスターの授業を受けている時も、自分の練習をする時はベーシックの内容を振り返ってやっていることが結構ありました。

・ドラム科は4人の先生がおられて、それぞれに指導してくださいましたが、どのような先生方でしたか?

この先生とこの先生は似ているなというのはまったくなくて。洋平先生はジャズで慶司先生はバンド系ですし。三夜先生の授業は、すごい頭を使いました。森本先生は何でもできはる先生で、僕は勝手にフュージョンドラマーと思ってますけど。そういう風に4人の先生全員タイプが違うので、自分がサポートとかやっててしっくりこないところを聞くと、先生によって捉え方が違うこともありましたし、逆に全員が同じことを言っていることもありましたし。これだけ違うドラマーが4人おられて、もちろん違う意見も出るでしょうけど、共通している部分は共通しているんやなやっぱり、と思いました。

京都RAG音楽義塾|西沢拓海

・やはり複数の先生に教えてもらうことはプラスになった?

ベーシックの話に戻りますけど、全先生当たり前のようにルーディメンツがかなりきちんと出来ておられるなと思いましたね。やっぱりそれが出来ていると違うんやなと。パッドで基礎練しているとあんまり面白くはないので、「これが何に繋がるんやろう?」とか思いながらやってても、先生は機械のように正確にやられるので、高さとかフォームとか。やっぱりそれが出来ているとああいう風になれるんやな、みたいな。違う個性をお持ちの先生方ですけど、共通している部分は共通していましたね。

・午後は自由参加の授業があって、西沢くんはその全てに参加しましたね。「各種アンサンブル」「自由参加カウンセリング」2種類の授業がありましたが、それぞれどんなことを学べましたか?

「各種アンサンブルは」日によって参加してくださる先生や塾生も違ったりして、やる曲も毎回違う。ファンクやったりジャズやったり、ロックやったりポップスやったり。

・毎回メンバーも曲も変わるのですね。

ファンクセッション系でやるものが多かったイメージがあります。でもその時はヴォーカルの塾生がいなかったので、インストものが多かったですね。僕はそれがよかったと思ってますけど。バンドだけでやっていて何を意識するのかが分かってきてから、ヴォーカルを入れた時に応用する。インストばかりやっていて、今はよかったと思っています。

京都RAG音楽義塾|西沢拓海

・なるほど。「自由参加カウンセリング」では、科目を超えて様々な先生がご担当いただきましたね。

自由参加カウンセリングは、いろんな先生と会っていろんな話が聞ける、シンプルですけどそれの大切さはすごく感じていました。実際に出来るかどうかは別として、そういういろんな知識を知っているか知らないかの違いは大分大きいと思うので。いろんな話を聞きながらこちらからもその場で気になったことを質問できますし、あの先生に聞いたことをこの先生に聞いたらどうなるんやろう、みたいな。ドラム科の先生の話と同じですけど、同じ質問でも違う回答が返ってきたり、同じ回答が返ってきたりとか。そういうことを聞けるということは、かなり貴重やと思います。普段生活する中で、プロで活躍しているミュージシャンと会う機会はほどんどなくて、あったとしても話す機会は絶対ないので。

・塾生ならではのプラスアルファですね。

カウンセリングでお話ししていて、ライブ会場で会ったりとかしたら、「おお、あの時の!」みたいな。セッションに行ったらたまたまおられたとか、ホストをやってはるとか、そういう場面で「こいつ義塾行っててさ」みたいな感じで他のミュージシャンに紹介してもらえたり。そういう繋がりも出来ますし。

・塾外でもそういうことがあるのですね。

ここで会ってるのと会ってないのとでは全然違いますね。いろんな人に紹介してもらいました。「人との繋がりが大事」と全員の先生に言われてるので、結局音楽の仕事をもらったりするのも、人との繋がりでできているので、そういうところで繋がりを増やせるのはいいですね。そこからまた広がっていくし。上の人との繋がりってなかなか作りにくいと思うので、貴重な経験でした。

・卒業後の現在はフォーカスコースで「ヴォーカルアンサンブル」を受講していますが、どのようなことをやっていますか?

リズムセクションクリニックと若干似ていて、1曲を3週間ずつ1期につき計3曲をやっています。ヴォーカルが入ると全然違うんですよ、意識する場所が。ヴォーカルに合わせたり、逆にこっちに合わせてもらうように持っていくやり方とか。去年1年はインスト、バンドだけやっていましたけど、ヴォーカルアンサンブルになると急にまた初心者に戻った感じがしますよね(笑)。ヴォーカルが入るとヴォーカル重視なのでそれに対してどうするか、ヴォーカルがこうしたから僕らもこうするとか、ヴォーカルだけそうしたけど僕らはそうしないとか。意識するところが違うと難しいです!

・卒業はしたけれど、新たな課題が見つかったという感じですね。

そうですね。

・入塾前と卒業後で、自分の中でどのように変わったと感じますか?

練習量は気持ち的にはそんなに変わってないと思うんです。ただ、入る前はどういう風になりたい、どういうドラマーになりたいというイメージはある程度持ってたんですけど、じゃあ今何をすべきか、それに向けてどういう練習をしたらいいのかが全く分からなかったんです。でも今はかなり明確に分かりますね。今自分に何が足りてなくて、じゃあどうすれば、どういう練習をすればいいかが分かるというか。これが出来てないということはルーディメンツが甘いとか、譜面読むのまだまだ甘いなとか。それも本当に知識の違いというか、知っているか知らないかの違いで、そこが一番大きいですね。練習の効率がよくなったと僕は思っています。考え方が変わりましたね。

京都RAG音楽義塾|西沢拓海

・周囲の評価は変わりましたか?

「上手くなったな」と言われることは、久しぶりに会った人にはよく言われますね。でも、正直僕は忙しすぎて、自分がどういう感じで成長しているかはまったく分からなくて(笑)。成長していることに気づかないくらい忙しかった1年でした。1年通った後に、「上手なったな」とか先生にもいろんな人にも言われるようになって、バイト仲間からも「やっぱ上手くなったな」とか言われると、「ああ、俺上手くなったんやな」みたいな(笑)。

・この先どんなドラマー、ミュージシャンを目指しますか?

自分のバンドを持ちながら、いろんなアーティストのサポートをするのが、一番やりたいことかと今は思います。T-SQUAREの坂東慧さんとかは、T-SQUAREをやりながらメジャーなアーティストのサポートをしてるので、ああいう状態が一番理想やと思います。活動としてはそういうドラマーになりたくて、でもやっているうちにやっぱりバンドマンになりたいと思うかも知れないし、バンドは合わないからスタジオミュージシャンになりたいと思うかも知れないです。今後どうなるか分からないですけど、今はそう思っています。決めてしまうとダメな気もするので、現場現場に合ったドラムを叩く、かつ個性も出すというか。抽象的と思うかも知れないですけど、「オンリーワン」になりたいですね。

・ミュージシャンたるもの、やはりそうですよね。

「あいつじゃないとあかん」「あいつのドラムが欲しいねん」って言われるドラマーに、やっぱりなりたいですよね。人によっては「あいつすごいけど俺とは合わへんな」という人がいたとしても、僕は僕のドラムを持てたらいいなと思います。「これが自分の音です。こういうドラマーです」って言えるような、それを音で表現できるようになりたいです。

・1年で最短卒業してみて、義塾の魅力はどういうところにあると思いますか?

レベル設定しているのがやはり一番の魅力だと、今も思います。「どこまで出来ました」という区切りがいったん出来ると、「次何を練習しよう」とか、今自分が技量的にどの位置にいるのかが分かっていると自信もつくし、この先どうしていったらいいのかっていう目標も明確に立てられる。2年間だらだら過ごしても卒業できるという状態は、環境的に甘いかなと。自分を厳しい環境におかないと成長しないのじゃないかと思います。
あとはいろんな先生に会えることが大きいと思います。カウンセリングでも、いろんな先生の話が聞けるだけでなく人との繋がりを増やせる。ここに来て勉強したいという人は、音楽で飯を食っていきたいけど実際どうやって飯を食っていくのか分からない。「仕事どうやってもらってるんですか?」みたいな状態というか。そういう初歩的なことも、生徒と先生の立場だったらいくらでも聞けるので。セッションで会ったすごい人とかに「仕事どうやってもらってるんですか」とか聞けないじゃないですか(笑)。そんな初歩的なことでさえ一切恥ずかしがらずに聞ける環境でもあるので。

・義塾で学んでみたいと思っている人に向け、卒業生第1号としてメッセージをいただけますか?

シンプルに上手くなりたいのなら来るべきやと思いますよ。ここに通うと、音楽漬けになれます。マルチサポートコースは特に。1回そういう環境に身を置くというのは、絶対必要な時間だと思います。音楽漬けになれるし、色々言われすぎて辛くなることもありますけど、現実を知るという意味でもよかったかなと。僕は他の学校には通ってないですけど、他の学校とは圧倒的に違うと思います。午後の自由参加授業も融通が利くというか、「今日は僕これやってみたいんですよ」と言ってみたらそれが実現できたりもする。生徒からの意見も反映してくれる学び舎やと思います。

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